■「幻影の書」ポール・オースター
今までの作品とは違う印象が・・・
昔のオースターの作品も読み返してみたくなりました
ストーリーも面白いんですが、
描写がうまくて、へクターって俳優が本当に居たかのような錯覚を・・・
作品中の映画も、本当に観たかのような気になるくらいでした
■「日本の国宝、最初はこんな色だった」小林泰三
デジタルで復元していく作業の手間と成果に驚きました
剥落している部分を補修していく作業は、気が遠くなりそうな程
仏像が金ぴかだったってコトは想像してたコトだけど
四天王の顔が赤だったり、青だったり、
衣裳も本当にすごい派手でビックリ(笑)
これからはお寺に行っても違う目で見てしまいそうです
美術品だからと展示して眺めるような扱いではなく
絵巻物や屏風をマンガを読むように「参加する視線」で眺めていたと言う話に納得
面白い本でした。写真もカラーで沢山載っているので楽しめます。
2009年、最初に読んだ2冊は頂き物でした。
ありがとうございます
年間100冊読もうと思ったら、1週間に2冊は読みたいなぁ