監督は犬童一心、脚本は渡辺あや。これって「ジョゼと虎と魚たち」のコンビです!
まずは、オダギリジョーしびれました!!!!
格好良すぎ。彼の演技サイコーでした。あのファッションも”むふふ”って感じだったし・・・
オダギリジョーにキスされるなんて想像しただけでくらくらしちゃいますよ!(笑)
この映画は、観てる間に”わー面白いや”とかって感じじゃ無くて
終わってから考えさせられたり、心に残るシーンやセリフがある映画でした。
ヒミコが「あなたがス・キ・よ」って言ったシーン。
沙織が、触りたいところなんか無いんでしょって言ったラブシーン。(ズキンときました)
春彦が「細川が羨ましかった」って打ち明けた時の
沙織の涙の理由が痛かった。私もほろってしてしまった・・・気持ちすごく共感できたし・・・
お母さんが内緒でお父さんに会ってた事がわかった時の気持ちは
複雑だっただろうなぁと推し量ってました。
だって、自分たちを捨てて2人で憎んでたと思って過ごしてきたのに、
実は母親はずっと愛してたんだもんね。
沙織はむかついただろうね。
春彦は沙織に対して、やっぱり好感を持ってたというか、好きって気持ちもあったと
思います。恋人に似てるってだけでなく・・・
だって最期の壁の落書きは(ウェルカム)はその証です。
沙織は、もちろん彼のことが好きだっただろうし、より複雑だった気が
して、少しお母さんの気持ちも分かってあげられたのかもって思います。
(好きな人がゲイ・・・って)
好きって言うのは体の関係だけじゃないんですよね、きっと。
寝なくても好きだったり、寝ても好きじゃ無かったりするんですもん。
ヒミコ役の田中泯 って舞踏家らしいですが、
ホントきれいでした。凛としてあの役に相応しいと言うか・・・
「たそがれ清兵衛」ではすごい殺陣を見せてくれていました。
あの人もはまり役でしたね~
じわんと心に残る映画でした。
忘れないと思います。