辺見庸著(角川文庫)
去年、半分読んだままになってたのを最初から読み直しました
人々の食べる営みを巡り(一緒に同じ物を食べ)、
世界に触れるための長旅のルポルタージュ
ダッカの残飯、ピター、猫用缶詰、染む田牟、キャッサバ
ドイツの囚人食、ドナー・ケバプ、サチカオルマ
ボグラッチ、旧ユーゴ難民向け援助食料、アドリア海のイワシ
バングラデシュでは
富者の残飯が売り買いされ、それを買っている貧者の存在
鮮度が落ちると値が下がる
フィリピン先住民アエタ族
ピナトゥボ大噴火で山の生活を捨てて下界へ
食生活がガラリと変わった
食器 バナナの皮→食器
(良い匂いはしないし、洗わなければならない)
アエタ族の長老が酒について
「酔って考えることと、さめて考えることが違うなんておかしなことだ」
(アエタには酒を飲む習慣も付作る伝統もない)
どんな人も食べなければ生きていけない
どんなモノでも食べなければならない人も居る