片山洋次郎著(文藝春秋刊)
■しぐさや癖には意味がある
無意識のうちに自分にとっていちばん楽になるよう
身体をゆるめるパターンが出ているそうで、
本能的なしぐさによって、たえず身体は微調整を繰り返し、
緊張をゆるめ、リラックスしようとしているそうです
眠りながら、人はもっとも疲れた(疲れやすい)部分の緊張をゆるめようとするんだとか
寝ている時の動きが、自然に整体しているようなもんだって聞いたコトがあります
朝起きて、すっきりしていると、うまく身体のチューニングが出来たって感じでしょうか
「身体の共鳴」の話も面白いし、
お互いの緊張をほぐして、リラックスした状態になるのにてっとり早いのは、
ご飯を一緒に食べることだとか興味深い話がいっぱい
(人はものを食べると、みぞおちの緊張がゆるむそうです)
■整体とは「呼」と「吸」の間を広げること
「呼」と「吸」の間を、武士道では「隙」というのですが、
「呼」と「吸」の間を広げることにより、深い呼吸ができるようになり、
それが整体の目指すところなのだそうですが、
現代社会では、多くの人が呼吸の隙を作らないように、
常時身構えっぱなしになっているんだとか
■ふれることで、身体の響く力を取り戻す
看護師のお友達Oさんが、多くの患者さんに触れる機会が多いのを活かして
我流で、マッサージを習得
身体を流れているモノ(リンパや血液)が滞っていたら、
元のように流れるよう助けてあげるんだそうです
マッサージをして患者さんからも感謝されてるそうですが、
Oさん自身は「たくさんの患者さんに教えて貰ったので、返していきたい」って
格好良いなぁ
指先に神経を集中させて身体に触れているんだとか
色々教えて欲しいです
■「ただそこにいるだけの安心感」
ゆるんだ身体同士が、心地よい響きをふわりと共有できているとき、
ただそこにいるだけで互いに深い安心感が生まれるんだとか
(うんうん、納得)
面白い本なのでお薦めです
自分の骨盤のタイプとかも体癖から判断して
タイプごとの身体のゆるめ方も紹介されてます
この本を見つけたお店は私のお薦め!
COCON烏丸3Fのshin-bi
雑貨、手作りアクセサリー、書籍の販売、イベント、展覧会などされてるアートスペース
時間作って見に行きたいです!